医療法人志匠会グループ
新横浜スパインクリニック
〒223-0059神奈川県横浜市港北区北新横浜1-5-5
横浜市営地下鉄 北新横浜駅より 徒歩 5分
JR横浜線・横浜市営地下鉄 新横浜駅より タクシー10分
第三京浜 港北インターより車で約10分
首都高横浜北線 新横浜インターより車で約3分
受付8:00~12:00 14:00~17:00
休診:水曜( 午後)・金曜(午後)
・日曜・ 祝日
お電話でのお問合せはこちらへ
045-533-5401
初診受付:・月・火・木・土
FAX 045-533-5403
頚が痛い・腰が痛い etc
その痛み あきらめないで
私たちが支えます
首(頚椎)の痛みや手足のしびれ、動かしにくさなどの症状がある場合、頚椎の脊髄が狭窄や圧迫を受けていることがあります。進行すると、手指の細かい動作が難しくなったり、歩行が不安定になったりすることがあります。
このような場合に、圧迫された脊髄の通り道を広げて脊髄の圧迫をなくし、症状の進行を防ぐ目的で行われる手術が「頚椎椎弓形成術」です。
手術の目的と特徴
頚椎椎弓形成術は、脊髄を圧迫している骨(脊柱管を構成している椎弓)を広げる手術です。椎弓を開くことで脊柱管を広げ、脊髄への圧迫を軽減します。脊髄の後方から(背中側)から手術を行うため、脊髄前方部の骨や靭帯、椎間板などによる圧迫に対しても有効であり、全体的に広い除圧効果を得られるのが特徴です。
椎弓は完全に取り除くのでは無き、アーチ状の片側(一部)を切開して広げるので、骨や筋肉の安定性を保ちながら脊柱管を拡大できます。このため、従来の椎弓完全切除と比べて頚椎の動きや脊柱管の保護を温存されやすいこという利点があります。
頚椎の後方は大きな血管や神経も少なく(無く)安全性も高めな手術です。
手術の方法
頚椎椎弓形成術は代表的な方法として「片開き式」や「両開き式」がありますが新横浜スパインクリニックでは主に「片開き式」を行っております。
全身麻酔で伏臥位(うつ伏せ)に寝かせ、頚部後方からアプローチし、、頚椎の椎弓の一部を削って切開し、切開部を広げ、その隙間をインプラントや金属プレートなどで保持、固定します。
手術時間は1~2時間(+麻酔時間1時間弱)程度、全身麻酔で行います。
手術後は首の安静を図るために頚椎カラーを数日~数週間装着します。
対象となる主な病気
など
手術後の経過とリハビリ
手術後は、脊髄の圧迫は解除されますが、傷んだ神経の回復には時間がかかります。身体に問題(持病や他の疾患)がなければ、手術翌日には頚椎カラー装着しながら、院内を歩行します。約1週間後に頚椎の検査(XP・CT・MRI)を行い、問題がなければ退院の日程を決めます。
頚椎からくる痛みは、比較的早期に改善することが多いのですが、手足のしびれや動かしにくさは徐々にゆっくりを改善してくることが多いい傾向にあります。
症状の程度や圧迫期間、年齢などによって回復には個人差があります。
リハビリは首に負担をかけず無理のない範囲でストレッチや筋力回復を続けます。
手術のリスクと注意点
頚椎椎弓形成術はは安全性の高い手術とされていますが、以下のような合併症が起こることがあります
まれに「C5麻痺」と呼ばれる手術後の一過性の方・腕の筋力低下が生じることがあります
手術に興味のある方へ
頚椎椎弓形成術はは、すべての頚椎疾患に適しているわけではなく、同じ病名でも病変の位置や頚椎の形、病状の程度など、しっかりと診察・画像検査(XP・CT・MRI)を行い総合的に診断したうえで、脊椎手術の専門医による慎重な判断が求められます。
新横浜スパインクリニックでは年間多くの頚椎椎弓形成術を行っております。
術前から術後の経過まで、患者さん一人一人の状態に合われた丁寧なサポートを心がけております。